西海市立S中図書館

2010年10月31日日曜日

地域に育つくらしの中の図書館 漆原宏写真集

土曜日になるとこども図書館の片付けを手伝っています。
昨日はこども図書館の蔵書の中からこんなものが出てきました。


思わず読みはまってしまいました。作業はそっちのけで読了(おいおい)。もっとも、活字は(故)森崎震二さんの解題と、写真のキャプション、著者のあとがきくらいですが。

1983年(ほるぷ出版)刊ということで、時代を感じさせるもの(レコード!とか)も写っていますが、一枚一枚の写真が訴えてくるメッセージは明快で古びていません。

私たちのしていること、なすべきことはこれなんだ!と改めて感じ入った次第です。図書館運用の入門書にもぴったり。

アマゾンに一冊だけ古書が見つかりましたが、お値段はちょっと高め。県立・市立は持っているようです。

写真には英語のキャプションも付いているのですが、日本語のキャプションとまったく関係ないものもあって、あ、こういう<翻訳>のしかたもあるんだと感心しました。英文は、松岡享子さんの手になるものだそうです。

こども図書館が長崎市滑石にあったころの一枚も収められています。漆原さん、図書館に来られて30分くらいはなにもしないで、ご自身が風景になじむのを待って、それから撮影に入られたそうです。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。漆原宏と申します。学校図書館のディスプレイはとても素敵です。子どもたちを優しく包み込んでいるディスプレイですね。書架フロアーは、図書資料だけでは、優しい雰囲気づくりは難しいです。鉢植えや花々、丸いテーブルや揃えている図書資料の中から創り出されてきた作品群の関わりに支えられて、より引き立てられるのでしょう。あなたは、図書資料の活かし方に長けておられますね。子どもたちにとって、この写真のような図書館利用は幸せです。
     さて、このたび写真集『ぼくは、図書館がすき』を上梓しました。日本図書館協会からの出版で、オールカラーです。よろしければ観て頂ければ幸いです。

    返信削除
  2. コメントありがとうございます。気づくのが送れました。
    漆原さんからじきじきにコメントいただけるなんて、
    とてもうれしいです。
    ご著書、さっそく探してみます。

    返信削除