あまり図書館と関係のない話題ですが、タイトルを見てぴんと来た人はあまりお若くないかもしれません(失礼!)。私の義姉に話したら、「そうそう、私も習った」と言ってましたから。
小学校の頃、学校で習ったんです。テキストに大きな絵入りで解説されてました。食料が足りない。米を増産するのが国是である。で、土地の少ない長崎県は、農地を増やさないといけない。諫早湾を干拓して広い農地を作り、米をいっぱい作りましょうって。ただ、あまりにも規模の大きい話だったせいなのかどうなのか、いっこう実現しないまま幾星霜。
おお、絵に描いた餅かと思っていた計画が実現したのでした。
でも、その間、干拓の目的は二転三転。
干拓農家の人には悪いですが、今更政府に騙されたって言わないでね。こうした経緯を知らずに入植しましたっていうのは、あまりにもナイーブでしょ。
結局のところ、工事をすることだけが当初から変わらない目的だったわけで。後付けの理由をいろいろ述べ立てても、最初の計画を聞かされたものには???ですよ。
一昨日の図書館の大会、基調講演をなさった日本図書館協会の理事の方、「自己責任型の社会になってきたから、今こそ図書館なんだ」という意見は、ごもっともです。お仕事柄「やっぱり図書館よね」っていう結論にしないといけないのも分かります。
でも、お上の言うことだけ信じていればよかったっていう時代にも図書館大事だったでしょ。いや、そういう時代だからなおのこと、ね。
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