以前、ロサンジェルスの中央図書館司書のジェームズが紹介してくれました。ロスに行ったわけではありません。
中央図書館の玄関に掲げてある言葉の出典をメールで質問したら、回答のついでに、これも読んでみたら、と勧められたのでした。2日とおかず返事があって、図書館先進国のサービスの在り方を実感したことでした。
原典がアリゾナ大学の電子ライブラリーで読めます。今は一時閉鎖中ですが、’Coming Soon!’とのアナウンスがありました。
とても明瞭な英語で書かれているなとは思いましたが、一冊読み通すにはこちらの英語力がちょっと不足。平湯先生の蔵書から翻訳を借りて読みました。現在、古書でも手に入りにくいようです。
前置きが長くなりましたが、第一・第四法則。
図書館は利用するためのものである
図書館利用者の時間を節約せよ
です。国会図書館は、保存するという役割も担っているでしょうが、活用されなければ宝の持ち腐れ。
検索の在り方も、同様。目指すものになるべく早く行き着いてほしい。書名や著者名がわからなくても、です。グーグルばかり持ち上げるようですが、検索の画面がシンプルで、綴りを間違ってもヒットするというのは有り難いです。
で、迷ったときにはここに帰ってみます。ランガナタン先生、何て言うだろうかって。
ちなみに、最近抄訳と解説が日本図書館協会から出版されています(『図書館の歩む道―ランガナタン博士の五法則に学ぶ 』JLA図書館実践シリーズ 15、2010)。できれば元のものを復刊してほしかった。
確かに、書かれた当時のインドの細かい事情なんかがあって、そんなところは一見不要にも思えるんですが、抄訳だと、どうしても原典の勢いみたいなものがそがれてしまいます。どこを読んで、どこを読み飛ばすかは、読み手に任せてほしい。それに、原著があまりにも優れているので、下手な解説はかえって邪魔。
と、書きながら、昨日・今日と、ちょっと飛ばしすぎかなと自省。毎日更新を目標にしてますが、日によってトーンが変わってしまうんですよね。(気分で書くなよ!)
0 件のコメント:
コメントを投稿