西海市立S中図書館

2011年2月1日火曜日

帰朝報告会

という程おおげさなものでもないんですが、1年ほどミクロネシアをヨットでうろうろしていた友人が帰ってきたので、昨晩は仲間を集めて歓談。帰りが遅くなり、図書館ネタを仕込むことができませんでした(言い訳・・・)。

航海には海図という海の地図を使います。中学校で習ったと思いますが、メルカトル図法です。なぜ、この図法が便利かは、短い距離でもいいから航海してみるとわかります。海図上で出発点と目的地を結んで直線を引き、その角度を読み取り、その方角に走れば、目的地に着くからです。何当たり前のこと言ってんだと思われるかもしれませんが、丸い地球を航海するのに平面と直線で簡単に行けるというのは画期的な発見だったと思います。

さて、今は、GPSが発達して、メートル単位の誤差で正確に船の位置がわかります。でも、大海の孤島では、古い海図が更新されておらず、島の位置が1~2マイル(1海里≒1,852m)ずれて記載されていることもよくあったそうです。地図や海図を作ることは国家の事業で、他人が勝手にどうこうできない問題なので、なすすべがありません。

そんなとき、グーグル・アースを活用したそうです。衛星写真でその島を拡大し、緯度経度を読むことで、その海図がどれくらいずれているか確認できると。

こんなグーグルの使い方もあるというお話(グーグルネタ、多すぎだろ!)。

グーグルは一企業にすぎなくて、「それはあなたの利益です」と言ってても自分のところの利益はしっかり考えていると思います。が、様々な場面で既存の枠組みを揺さぶっています。現実はこうしたところからしか変わらないだろうと思うので、ちょっとグーグルに肩入れ。

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