平湯路子さんの意見は、長年こども図書館をやってきただけに、ときどきすごーく強烈で、説得力があります。
「30年かけて、こつこつといい本を集めてきた」(平湯文夫氏評)、と言われると、「ハ、ハァーッ」とひれ伏すしかありません。
こちとら、まったくの駆け出しです、はい。目先の売れ筋に頼ってます。
小学校の配架で、日本文学と外国文学を分け、外国文学の中の細かいところは分けなくていいのではないか、ということを平湯先生と話していたら、「いいやそうじゃない」との声が路子さんからあがりました。
そんなことやるから子どもたち、外国文学読まなくなってしまうし、結果、視野の狭い人間が育っていく。どうして日本のものと外国のものを分けないといけないの?翻訳でしょ。日本語で読めるんだから。子ども図書館では日本文学と外国文学を分けていなかったし、読み物の半分は外国文学が占めていた。外国文学の中にも読むべき良質の本がたくさんある。
う~ん、そうか。そんな考えもありましたか。私のところ、中学校ですが、蔵書には日本文学が圧倒的に多いですね。棚でざっと数えて、4対1くらいかな。新しく買ってるのは、もっと日本文学に偏っているかも。それぞれの図書館の蔵書見ないと、選書も配架もできないですよね。
3~4年で転勤じゃ、今の低予算で蔵書構成なんか本質的に変えきれないないんですよ(言い訳)。それ以上に、司書を1年とか2年でぽんぽん変えるなんて、デタラメ、やめてほしい。30年とはいいませんが、腰を据えて図書館作ってほしいですよね。教育長さんたち、そこんとこ、よろしくね!
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