西海市立S中図書館

2011年5月12日木曜日

司書~図書館員の仕事

もちろん図書館員には多岐にわたる仕事があります。その中で、何が一番大切なのだろうかと思うのです。

学校図書館に関して言えば、答えははっきりしているのではないでしょうか。図書館がいつも開いていて、そこに司書がいること。

学校の中にそんな場所は案外ないのです。小学校はともかく、中学校ともなると、担任の先生がなかなかつかまらなかったりします。先生方は職員室ではいつも忙しそうにしています。保健室も、いつも養護の先生がいるとは限りません。割合安定的なのは事務室ですが、仕事柄、事務職員が子どもの相手ばかりしているわけにはいきません。

校長先生は、校長会なんかのお役目次第。役員なんかしてる人だと、ほとんど学校にいなかったりします。職員はまぁその方が働きやすいこともあったりして(笑)。役目がなくて割合ひまな方の人は、作業服着て外の草むしりなんかしてたりします。

常勤の司書がいてほしいと切に願います。私は、図書館担当の教師として、開館中はよほどの用事がない限り図書館を離れないようにしています。そのことによって安心して子ども達が来てくれるということがあるように思います。

できればそれが司書であってほしいと思います。教師は生徒から見ても「先生」だし、教師の側からも生徒は指導する相手にしか見えません。指導的なスタンスを保たなくていい司書は、私にとってはとてもうらやましい存在です。

完全に切り替えることは不可能なのですが、図書館の中では、なるべく教師ではなく図書館員としてふるまいたいと思っています。教師の世界では、賛同してもらいにくい考え方かもしれませんけどね。

余談ですが、学校では司書もスクールカウンセラーも全部「先生」って呼んだりするんですよね。生徒にもそう呼ばせる。どうして「さん」じゃないのかなぁ(個人的にはどちらも「さん」付けで呼ぶことにしてます)。

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