教育課程が変わって、宿泊学習は小学校でウェイトが大きくなり、中学校ではそれに替わって職場体験が重視されるようになりました。で、私の学校では今年から1泊2日に縮小。中学校ではやっていないところも結構あると思います。
もちろん、小学校で大いにやってもらいたいです。でも、中学校も、職場体験に行くより前にやるべきこと、たくさんあるように思います。
昨日の夜に薪で火をおこし、今日は昼食を作るのにまた火をおこしました。2度目くらいでは、なかなか火がおこせないグループもいくつかありました。
何本マッチをすって火種を作ろうとしても、すぐに消えてしまうのです。見ていると、炎が上がるのを待たずに、どんどん木を加えてしまう失敗が多いようでした。弱々しい火をいじったり、その上にどさっと他の木をのせたり。「ちょっと待ってみて」と言っても待てない。
逆に、火種はできて、加える木を太くしてもいいのに、いつまでも木くずみたいなのを使っていたり。
時間枠の中でやっているので、ほどほどで手を貸しますが、ほんとはもっととことんやらせてみたいものです。3~4日、テントで暮らして、ひたすら自分たちの手で食事を作らせるだけでも、教育的効果、大きいと思うんですが。
ところで、職員のグループでは、もやしを洗うかどうかで論争が起こっていました。私の意見も求められましたが、「そんなの、どっちでもいいよ」。中間の妥協点がないので、洗わなかったら食べられないという意見に従わざるをえませんでしたが。
帰ってから手許の料理の本を見てみたら、レシピによって洗うと書いてあったり、そのまま熱を加えたりと、いろいろでした。(ひげ根を切る、なんてレシピも結構ありましたが、普段そこまでやる時間あります?)
でも、私、いちおうアウトドア派なので、その立場から言えば、もちろん洗いません。船の上で、水は貴重品です。航海中、私の乗っているような小さな船では、飲み水はポリタンクに汲んできて使います。洗い物には海水を使い、真水ですすぐだけ。船に作り付けの水タンクもありますが、量が限られていることに変わりはないので、なるべく清水は使わないようにします。
ちなみに、水は港の待合所などにある公衆便所から調達することが多いです。それだけでもう飲めないと思う人、いるかもしれませんね。そんな方にはお引き取りいただくしかありません。夜、冷房がないと寝られない人や、ウォッシュレットのついたトイレじゃないと用を足せない人も、ね。
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