私自身は、自分のことを、理念を追求するタイプだと思っているのですが、平湯先生を前にすると、極めて現実主義的な人間に思えてきます。
例えば、昨日、プランを修正した理由に「壁面書架が取り外せなかった」と書きましたが、その言葉を聞くやいなや、平湯先生は「そんなことは決してない」と語気を強めて反論しました。
私は、「外せなかった」という説明で満足して、即座に別の方向を考えたのですが、平湯先生は、その書架をいろんな角度から点検して、どこが留めてあるか確認した上で、「こことここのビスを外せば動かせる」と結論づけました。
ただ、その書架を持っていこうと考えていた場所には、掲示板が取り付けてあって、また、その横には廊下側の窓があり、それもふさぎたくはなかったので、結局移動はしませんでした。
平湯先生には「~だから仕方がない」という言い訳は通用しません。
できないなら、何とかできるように最大限の努力をしろ!というのが平湯先生の教えです。
私は、過去に何度も同じことを言われながら、やっぱり毎回のように妥協策を取ろうとして、いつも平湯先生にたしなめられています。
平湯先生を前にすると、私が極めて現実主義的な人間に思えるゆえんです。
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