西海市立S中図書館

2017年7月18日火曜日

平成29年度『長崎の偉人 梅屋庄吉』読書感想文コンクール

表題の本は、長崎県が平成26年3月に刊行したものです。学校にたくさん寄贈本があります。

今年も、2冊の寄贈本とともに、このコンクールの募集のちらしが生徒数分送られてきました。

県の文化振興課が主催しているのですが、よほどお金の使い道に困っているようです。

まず、学校図書館に、複数の寄贈本はいりません。どの学校も、棚が不足しているところが多く、よほどのことがない限り、副本は置くべきでないと思っています。

また、この本は、ネット上でも簡単に全体を見ることができます。もう、現物はいりません。

何を考えて毎年同じ物を寄贈してくるのでしょう。ちらしを生徒数分(対象は小学校5・6年から中学生だそうです)配って、どれだけの効果があるのでしょう。

梅屋庄吉が、長崎の偉人であることは疑いのない事実です。しかし、この1冊の、さほどぱっとしないできの本を使って、毎年毎年何を書けとおっしゃる?

これが「文化振興」と称されること自体、長崎県の文化のレベルが知れるというものです。来年は、もうちょっと別のプランを練ってほしいものだと切に願っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿