西海市立S中図書館

2017年8月7日月曜日

K小訪問

研修会の折に、何とかしたいとの相談を受けていたのですが、今日、休みを取ってその学校に行ってきました。新しい団地に作られた学校です。


この写真の奥に玄関があります。ロケーションは最高。中央付近に写っているのは靴箱ですが、これが、せっかくのメリットをだいぶ潰してしまっています。

玄関から入口が見えにくいのです。これがなければ入口の雰囲気がずっとよくなったでしょうに。

さらに、これだけの空きスペースがあれば、もっと部屋を広くすることもできたでしょう。2教室分くらいの、市内の学校では標準的な広さですが、決して十分ではありません。


床置き書架の配置は、やや無秩序という印象でした。


その場で動かして、上のように改めました。だいぶすっきりして、空間も生み出すことができました。

壁面には、高書架と窓下書架が作り付けになっていますが、これがひどい代物でした。


棚の仕切りの入れ方が、2台分の幅を3分割するということになっているのです。本来は、この幅の真ん中に大きな仕切りがあり、さらに中間の仕切りが二つ入るべきところです。

仕切りを一つ外すことでコストダウンを計ったのでしょうか。そのために、使えないものになってしまいました。


棚の高さは、これまた中途半端なもので、結局、大きなサイズの本は最下段にしか入らず、私の勤務校同様、他の棚はすかすかなのに、最下段だけいっぱいということになっていました。

校舎を作る前にだいぶ希望を伝えたらしいのですが、ほとんど聞き入れてもらえなかったそうです。


窓下書架は、やはり仕切りの入れ方が変則的。よく見てもらうと分かると思いますが、標準的な幅2台分の横に、幅が1/2のものが一つ付いた形です。

せっかく、新しい校舎に新しい図書室ができたのに、使えない書架だらけ。なんとかなりませんか、というのが最初の相談だったのですが、これは何ともなりません。

責任者を出せ!と言いたいですが、誰も責任なんか取ってくれません。そういうシステムだから、こんな無責任なことが平気で行われるのでしょう。

国の方もひどいことになっていますが、地方は地方で、小規模ながらこんなていたらくです。

0 件のコメント:

コメントを投稿