展示用のブックスタンドの設計についてですが、上の写真と、下の写真では、ちょっとした違いがあります。
上の写真は、市の木質化計画によって配当されたものです。下の方は、平湯先生のオリジナルの設計によるもの。
このブックスタンドは、横の桟の取り付け方に特徴があります。桟を支える縦の部品より、桟の方が5mmほど上に出ています。これは両者に共通。ただ、オリジナルでは、その部品が、内側に少し引っこんだ位置に取り付けられています。
配当されたもの(上の写真)は、上下の位置はオリジナルの設計を尊重したものの、横の位置は変更されています。木で何かを作ろうとするとき、こうした設計の方が一般的ではあります。
しかし、平湯先生の考え方では、この縦の部品は目立たない方がよいので、外に見える部材から、少し内側に取り付けられているのです。その方が材料の歩留まりもよくなるという事情もあります。
ささいなことのように思えるかもしれませんが、注意深く見ると、平湯モデルの家具のあちこちに、こうした配慮がなされていることが分かります。
この配当されたブックスタンドを作った人は、残念ながらオリジナルの設計の意味を捉え損ね、改悪したモデルを作ってしまったことになります。
また、縦の部品は、オリジナルの2個から、3個に増やしてあるのですが、ここは、力がかかるわけではないし、2個でも十分役目を果たします。このブックスタンドのなかでは、斜めのカットが必要な、一番作りにくい部品を増やして、あえて過剰なスペックにした理由がわかりません。
上の写真は、市の木質化計画によって配当されたものです。下の方は、平湯先生のオリジナルの設計によるもの。
このブックスタンドは、横の桟の取り付け方に特徴があります。桟を支える縦の部品より、桟の方が5mmほど上に出ています。これは両者に共通。ただ、オリジナルでは、その部品が、内側に少し引っこんだ位置に取り付けられています。
配当されたもの(上の写真)は、上下の位置はオリジナルの設計を尊重したものの、横の位置は変更されています。木で何かを作ろうとするとき、こうした設計の方が一般的ではあります。
しかし、平湯先生の考え方では、この縦の部品は目立たない方がよいので、外に見える部材から、少し内側に取り付けられているのです。その方が材料の歩留まりもよくなるという事情もあります。
ささいなことのように思えるかもしれませんが、注意深く見ると、平湯モデルの家具のあちこちに、こうした配慮がなされていることが分かります。
この配当されたブックスタンドを作った人は、残念ながらオリジナルの設計の意味を捉え損ね、改悪したモデルを作ってしまったことになります。
また、縦の部品は、オリジナルの2個から、3個に増やしてあるのですが、ここは、力がかかるわけではないし、2個でも十分役目を果たします。このブックスタンドのなかでは、斜めのカットが必要な、一番作りにくい部品を増やして、あえて過剰なスペックにした理由がわかりません。
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