西海市立S中図書館

2018年7月21日土曜日

新しい書店

私の家の近所の、ショッピングモールの1階にあった書店は、少し前に店を閉めてしまいました。バスのターミナルにもなっている建物で、人の出入りは多かったと思うのですが、たぶん相当高額だったはずのテナント料をまかなえるほどの売り上げがなかったのでしょう。

そのビルの5階に、今度は別の書店が店を出しました。出店までずいぶん時間をかけて店内を大改装。

エスカレーターが通る吹き抜けには、4階部分から大きなディスプレイ用の書架が作られ、ダミーの洋書が飾られていました。

書店内の棚も、上の方はディスプレイ用になっていました。どこも、商品ではなくて、雰囲気作りのための、これまたダミーの洋書のディスプレイでした。

洋書の飾りの下に、子ども向けの学習ドリルが、表紙を見せてずらりと並べてあったのには笑ってしまいましたが。

書店の中にコーヒーショップなどが入っているのが売りのようですが、できたばかりの土曜日ということで、席はほぼいっぱいでした。ただ、高校生(?)が、大きなリュックを並べて席取りをしていたのが気になりました。今後もこれが続くと、ちょっとうんざりするかもしれません。バスの乗り継ぎで、高校生もたくさんやってくるのです。

フロア全体は、書店の内外のショップとつながった構造で、ちょっと都会的な雰囲気は味わえるかもしれません。

ただ、書店としてはどうなんでしょう。目立つところに置いてある平置きの本の選びかたがいまいち。また、並べ方が雑でした。あちこちに同じ系列の書店があって、似たような並べ方がしてあるのですが、こんなに雑な積み方がしてあるのを見たのは初めてでした。準備の時間が足りなかったのでしょうか。

さらに、棚の数は結構あるのですが、細かく見ていくと、それぞれの棚がどこももの足りない品揃え。

私は、初めての書店に行ったときには、いくつか、やや特殊な分野の本を探してみることにしています。それを品揃えの判定基準にしていますが、ここには、私の探しているジャンルのものは、まったく置いてありませんでした。

本屋があるだけでもありがたいですが、ごく一般的な本が並んでいるだけだと、そんなに頻繁には来ないかもしれません。

1階にあった書店と、ちょっと見はかなり違う印象ですが、果たしていつまで続くのか、若干不安を感じています。そのため、書店名は書かないことにしました。レンタルビデオ屋さんで有名なところです。できればなくならないでほしいと切に願っています。

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