西海市立S中図書館

2020年5月22日金曜日

図書館の未来

私自身は小さい頃から本の虫であったし、書庫のようなところであっても、本に囲まれているだけで幸せを感じます。図書館という存在もこれから決してなくなることはないと思っています。

しかし、今中学生である世代の子どもたちにとって、今後も本が主要なメディアであり続けるかどうかについては、確信が持てません。

少し前(コロナウィルスの問題が発生する前)に、新入社員の教育や、飲食店店員のマニュアルなどに動画を用いている会社があるというニュースが流れたことがありました。

時代は、確実に変化していきます。そんな中で、活字に触れることがなくなることはないでしょう。しかし、言葉で説明しにくいことがらでも、動画であれば分かりやすく伝えることができます。スマホのカメラで動画を撮ってネット上で公開するなんてことは、今やその手段自体に驚く人は誰もいないでしょう。

授業をしていると、子どもたちの認識のあり方が昔のようではなくなってきていることを強く感じます。

現在のように、図書館が長期にわたって開けられないという事態は、誰も想定していなかったでしょう。バーチャル図書館の重みが確実に増しました。

こうして、知のあり方が根本的に変わっていくのかもしれないと思っています。コロナ禍は、その速度を早めることになるでしょうね。

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