中3国語の教科書には、古典の和歌に続いて、芭蕉の『おくのほそ道』が出てきます。冒頭部分の格調高い文章には全訳が付いていますが、これまた、生徒には現代語訳が分からないのです。馬子、ちぎれ雲、あばらや、股引、等々。
この中で、芭蕉が、旅の準備をするのに、「股引の破れをつづり、笠の緒付けかへて」というところが出てきます。
芭蕉は、別の旅から帰ってきたと思ったら、すぐまた次の旅を計画し、準備しているのです。この部分を、前の旅で痛んだ股引や笠を修繕しているのだろうと読んだ生徒がいました。
今まで、そのように読んだことはなかったのですが、指摘されてみると、なるほどそういうことかと合点がいきました。
優れた作品は、何度読んでも、読む度に新しい発見があったりします。そしてまた、生徒が、今まで気づかなかった読みを提示してくれることがあります。毎年読んでいても飽きることはありません。
この中で、芭蕉が、旅の準備をするのに、「股引の破れをつづり、笠の緒付けかへて」というところが出てきます。
芭蕉は、別の旅から帰ってきたと思ったら、すぐまた次の旅を計画し、準備しているのです。この部分を、前の旅で痛んだ股引や笠を修繕しているのだろうと読んだ生徒がいました。
今まで、そのように読んだことはなかったのですが、指摘されてみると、なるほどそういうことかと合点がいきました。
優れた作品は、何度読んでも、読む度に新しい発見があったりします。そしてまた、生徒が、今まで気づかなかった読みを提示してくれることがあります。毎年読んでいても飽きることはありません。
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