花と俳句 パンジー

パンジーの仔熊の顔に似たりけり　森田峠

最近、熊はすっかり害獣のイメージが定着してしまいましたが、仔熊は未だにかわいらしいものの代表。他愛ないと思える作品ですが、かわいらしさの２乗ということなんでしょう。

パンジーは春の季語ですが、タキイという種苗メーカーの品種改良によって、一年中咲くようになったそうです。で、北欧などで見られるパンジーは、おおむね日本産らしいです（詩人の清水哲男氏のブログによる）。タキイさんのせいで、パンジーが無季になってしまったとも。

学校の２階の廊下に置いたテーブルに丁務員さんが飾ってくれている花、２学期の最後はパンジーでした。１学期から咲いていたと思うのですが、校庭の花壇にまだ咲いていたのでした。