西海市立S中図書館

2024年4月3日水曜日

閲覧机の修理

2月28日に、机の天板の補強金具のトラブルについて書きました。春休みになって、やっとその修理に取りかかりました。下の写真は再掲です。補強金具が浮いてしまっていました。原因は、単板側に埋められたナットが外れかけていたことです。

そこで、新たに穴をあけて、新しいナットを取り付けることにしました。


金属に穴をあけるには、技術室にあるようなボール盤があると、正確な作業ができます。
机の天板の方にも電動ドリルで穴をあけ、下の写真の鬼目ナットを打ち込みます。




古い穴には、おが屑(丸ノコなどで木を切削したときに出る木くず)に木工用ボンドを混ぜて詰め込み、鬼目ナットを打ち込みます。これで修理するという手もありますが、強度に不安が残るので、新しい穴をあけ、予備的に古い穴も使いました。
 

書架の修理のときにも感じましたが、元の設計が強度不足です。鬼目ナットは、穴を貫通させなくても使えるので便利ですが、あまり強い力はかけられません。コストダウンのために天板の厚さを抑え、その分の強度を補うために、金属のバーを取り付けているのだと思いますが、こんな取り付け方では補強の用を果たせません。

家庭用ならまだしも、学校のような場所で使うものは、少々荒っぽい扱いをしても壊れない強度が求められます。

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