床置き書架に使ったのは、89mm(幅)×19mm(厚)の1×4材(SPF材)です。書架に使うには幅が足りないので、ビスケットジョイントというやり方で2枚をつなぎました。材料費は、集成材を使った場合の1/3以下です。
この方法は、特別なテクニックは不要ですが、ビスケットジョイントカッターという特殊な工具が必要です。これも高価な道具で、趣味でたくさん木工をする人以外には必要はないでしょう。これは私物で、最近はあまり使っていませんでしたが、すでに買ってある材料で作るために、久々の登場となりました。
板の側面に、楕円を半分に割った形の溝を掘り、そこに木材のチップを固めて作ったビスケット(見た目はまさに食べ物のビスケットです)を入れて、板と板を接合します。水分を多く含む木工用ボンドを使うことで、このビスケットが膨らみ、接合の強度が増えます。
しっかり接着するために、1枚につき3か所をハタガネで締めて圧力を掛けています。その際、力が偏らないように、ハタガネは表と裏の両面から使います。一晩置けば十分でしょう。
以前は、図書館家具を低予算で作ることを主眼にしていたので、この方法をよく使いましたが、必要な手間と時間を考え合わせると、最初から必要な幅の板を買って作った方がいいような気がしています。
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