仕事が短時間になり、平日に街に出る機会も多くなりました。意外だったのは、平日の昼間でも、街には人がたくさんいるということです。映画館も人気で、朝からチケット売り場には長い列ができていました。
カズオ・イシグロ氏の原作はいささか難解で、ちゃんと読めたという自信はありませんが、この映画を観て、いくつか分かったことがありました。原作よりだいぶ分かりやすくなっていると感じました。
今日は、たまたま、地元のNHKが製作した、この映画にまつわるカズオ・イシグロ氏のインタビュー番組を放送していました。原作者がここまで映画化に関与していることに驚きました。氏は、この映画は、原作小説の今の世代に向けての語り直しだと言っていました。
別のところで、イシグロ氏は、映画と小説はまったく別物であるとも語っていました。映画を作るに際して、原作を忠実に再現しようとするからつまらないものになるというのが氏の考えのようです。
いろいろ書きたいこともありますが、まだ上映が始まったばかりなので、これくらいにしておきます。見応えのある作品でした。ただし、分かりやすくなったとは言っても、内容がずっしり重いので、大ヒットするようなことにはならなさそうです。
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