『図書館家具絵物語』掲載の写真 |
この看板が長年の勤めを終えることになったので、よそで再利用することにしました。
戸外で使われてきたために、木肌が焼けた上に、雨水のせいか、白くふやけたところもありました。汚れもだいぶついています。
接着された文字を取り外し、板を磨きます。
柱の部分も含めてあらかた磨き終わりました。「あいてます!」の文字はそのまま使えるので、外さず磨きました。
磨きながら気がつきました。十字の形で看板を支える足の部分です。足の裏側が、地面に直接当たる部分を残して削ってあります。角の取り方もていねいです。
プロの作品ではないのですが、細かいところまで行き届いた設計です。職人気質が垣間見ええます。
こんな風に丹念に作られたものは、もう一度生命を吹き込んで、長く使っていきたいと思います。そうやって使えるのも、また木製品ならではです。
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