西海市立S中図書館

2010年12月2日木曜日

こどもとしょかん看板 再利用

こどもとしょかんに行くと、まず印象的なのが外に立ててある「こどもとしょかん あいてます!」の看板でした。
『図書館家具絵物語』掲載の写真
自然木を利用した板の形がとても面白いし、文字もまた、柔らかく親しみやすいけどしっかりしているといった風情です。

この看板が長年の勤めを終えることになったので、よそで再利用することにしました。

戸外で使われてきたために、木肌が焼けた上に、雨水のせいか、白くふやけたところもありました。汚れもだいぶついています。


接着された文字を取り外し、板を磨きます。


柱の部分も含めてあらかた磨き終わりました。「あいてます!」の文字はそのまま使えるので、外さず磨きました。


磨きながら気がつきました。十字の形で看板を支える足の部分です。足の裏側が、地面に直接当たる部分を残して削ってあります。角の取り方もていねいです。

プロの作品ではないのですが、細かいところまで行き届いた設計です。職人気質が垣間見ええます。

こんな風に丹念に作られたものは、もう一度生命を吹き込んで、長く使っていきたいと思います。そうやって使えるのも、また木製品ならではです。

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