デジタル化がもたらすメリットのことは十分理解した上で、でも、それだけでは片付かないものも残ります。モノとしての本の手触りや存在感は、電子ブックには到底真似のできないこと。
こういう作品の効果も、モノとしてあってこそです。
こどもとしょかんの看板から外した文字です。こうして手にとってさらに気づいたことがいくつかあります。
文字の大きさや線の太さが均一ではないのです。12月2日に紹介した看板のために特別にデザインされたということなのでしょう。
「ん」の縦画でよく分かりますが、線の中程が太くなっています。ゴシック風にデザインすると目立ってしまうひらがなのカーブの強さが、上手に和らげられていると思います。
それから、写真ではわかりませんが、文字の表面と側面では色が違いました。側面には同系色の薄い色がかけてありました。
まったく脱帽です。
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