少し間が空きましたが、2月25日に書いた、市の図書館部会のときの話しの続きです。市立図書館からの選書アドバイスの中に、読書感想文の課題図書に触れたところがありました。
購入するときは、一度読んでからにしてほしいという内容でした。課題図書になったその年だけ読まれて、後はいっさい読まれなくなるものを購入するのはどうだろうかという話。
私は、課題図書は学校ではいっさい買わないことにしています。昨年10月30日に、『児童読み物よ、よみがえれ』(山中恒著)を引きながら書いたように、課題図書の選定にどうもすっきりしないものを感じるし、選定のことはおいとくとしても、課題図書の中に食指の動くものは極めて少ないからです。
現実問題としてそのときしか読まれないのが実態だとすれば、やっぱりね、と思ってしまいます。
このブックレットは、そんな読書感想文コンクールの問題点をまとめて論じたものです。残念ながら、一般の書店では取り扱っていないようです。
読書感想文コンクール大好きな人もいるかもしれませんが、生徒の読書嫌いを増やさないために、必須の宿題にするのだけはやめてね。書きたい奴が書くのをやめろとまでは言いませんから。
SLAがやめてくれれば一番いいのですが、やめそうにないしなぁ。
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