装丁がいいです。すてきな写真がたくさん載ってます。買わないでもいいから、本屋さんでぱらぱらめくってみてください。写真眺めるだけでも楽しいです。
図書館のこともたくさん出てきます。いかにも居心地の良さそうな閲覧室。国民一人あたり平均で、年間19回(!)の貸し出し記録があるそうです(この数字の正確な意味が今ひとつわかりませんが、訪れた回数は一人あたり平均年間11回とのこと)。
さらに、フィンランドの図書館は、従来の図書+メディアという枠を自由に乗り越えてしまっているようです。CDの数が多くて、CD館とでも呼ぶべき図書館もできているそうです。
教育ではなくて「学び」。学ぶ側に主体があるのです。私たちの国の学校では、しばしば忘れ去られがちな事実ですが。
そのことが、国の隅々まで行き渡っているようです。義務教育段階では点数の付くようなテストしてなくても、余裕で学力が世界のトップレベルになるのは、それなりの理由があったのです。
トーベ・ヤンソンが夏を過ごした小屋の写真も出てきました。ヤンソンが特別なのではありません。自然との関わりも、フィンランドの人たちには欠かせないもののようです。
思わず、ため息が出てしまいます。
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