少し前に読んだものです。他に、『教師というアポリア』(1998)『学びの快楽』(1999)と、立て続けに佐藤さんの分厚い論集が、同じ世織書房から刊行されました。『教師というアポリア』は、絶版になってしまったようです。
たまたま気の置けない友人と同じ時期に、場所は違ったものの、似たような立場でお役所勤めをすることになり、二人で、その前年に起こった事件の少年が書いた「今までも、そしてこれからも透明な存在であり続けるボク」という言葉に身につまされるものを感じながら仕事をしていた頃でした。
かなり固い論文も含まれた読み応えのある著作で、毎晩、数ページか、数十ページずつやっと読み進めることができました。そうするうちに、佐藤さんの教育理念が自分の中にしみ入ってくるような感じでした。
そんなやり方で、何とか自分を保つことができていたのだと思います。そんな読み方もあるんだ!というお話でした。
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