正式名称は長いです。『言語活動の充実に関する指導事例集~思考力、判断力、表現力等の育成に向けて~【中学校版】』
5月に出てたのは知ってましたが、読んでませんでした。今日学校に送られてきていたので、しぶしぶ(?)読んでみました。マジメに読んだので付せんがついてます。
中学校で来年度から新しく実施される学習指導要領では、全教科・領域等の中で「言語活動」の充実が謳われています。今までは国語科の中で取り扱われてきた言語活動を、すべての教科等でもちゃんとやってねという話です。
また、それと関連して、「教育活動全体を通じた読書活動を推進すること」「学校図書館を計画的に利活用すること」にも留意するよう求められています。
この冊子では、全体的な考え方が述べられた後、各教科・道徳・総合的な学習の時間・特活のそれぞれの実践例が紹介されています。
残念ながら、国語科以外の場所では図書館への言及はありませんし、国語科の実践も、どうしても図書館の利用が必要な活動例というわけではありませんでした。
最後に、付録として、2008年1月の中教審答申が載っています。その中では、言語活動を行うにあたっての留意点が三つ述べられています。そのうち後の二つは読書活動と図書館
第二 読書活動の推進
「言語に関する能力をはぐぐむに当たっては、読書活動が不可欠である」
「例えば、国語科において、小学校では、児童が日常的に読書に親しむための指導内容を、中学校においては生徒の読書をより豊かなものにするための指導内容をそれぞれ位置付ける」
「読書週間の確立に当たっては家庭の役割が大きい。学校、家庭、地域を通じた読書活動の一層の充実が必要である。」
第三 学校図書館の活用や学校における言語環境の整備の重要性
「言語に関する能力の育成に当たっては、辞書、新聞の活用や図書館の利用などについて指導し、子どもたちがこれらを通して更に情報を得、思考を深めることが重要である。また、様々なメディアの働きを理解し、適切に利用する能力を高めることも必要である。」
図書館って大事よねって校長先生なんかに説得するときは引用してください。
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