先日の活水高校の図書館を見学しながら、改めて平湯モデルと、平湯先生の設計する図書館のレイアウトについて再確認しました。
そこで、平湯先生の図書館レイアウトの基本について、何回かに分けて解説することにします。
図は、『こどもが変わる 学校が変わる 図書館づくり』(愛知株式会社、2011)に載っている牛久市立ひたち野うしく小学校のレイアウトです。
「入ってすぐのところ」、その先の「楽しみ読みのエリア」、左手の「調べ学習のエリア」という三つの部分から成り立っています。それに手前右側の「司書のスペース」が付け加わります。
学校図書館にありがちなのは、入ったらまず閲覧テーブルがずらっと並んでいる形。
「入ったところにわくわくするような本があふれるようにあって、呼びかけてくるようであってほしい」「読書するにも学習するにも、入ったところではおちつかないでしょう。それは奥がいいに決まっています」(『3千円から3万円でできる学校図書館の手づくり改修法』より)
こうした明確な考えをもってレイアウトを見直すと、めりはりのある図書館ができると思います。
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