西海市立S中図書館

2012年4月16日月曜日

「あす」か「あした」か 谷川俊太郎「明日」

M社の中学校国語科教科書(2年生)に掲載されている作品について、1月13日に触れましたが、このタイトルにもなっている「明日」の読みについてコメントがありました。

この詩が合唱曲になっていて、そこでは「あした」となっているらしいのです。


さらに調べてみたら、実はこの詩には二つの曲が付けられていて、なんと、高嶋みどりさんの曲では「あした」になっていますが、寺嶋陸也さんの曲では「あす」となっているようなのです。

それから、タイトルが「明日 あす」となっているテキストもあるようです。

すべて、ネットからの情報。手もとにある本では、わかりませんでした。これだけだとやや「あす」有利?


ああ、日本語というのは、やっぱり文字に傾斜した言語なんだとつくづく思うのです。こんな単純な言葉の読み一つ決まらない。

普通の文章であれば、どっちでもいいよ、ってことで通過するのですが、これ「詩」ですからね。読みを確定したいです。

6 件のコメント:

  1. 私も気になっていました。
    明日(あす)と読むのか明日(あした)と読むのか
    あなたは、どちらの読み方が好きですか?
    また、その理由も聞きたいです。

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  2. 好みというか、研究会で取り上げたとき、私は最初「あす」と読みました。私の仲間はためらわず「あした」。

    作品中に「明日に向かって」「明日を信じて」「明日を想って」「明日のために」という繰り返しがあって、「あした」だと「4・4」、「あす」だと「3・4」のリズムになります(「明日のために」は例外)。

    歌にするときは、調子のいい「4・4」を選びたくなりますね。ただ、この作品では、定型的な意識はあまり前面に出ていないように思うので、「3・4」の方が、自然に響く気がします。

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    1. 1月13日の投稿にコメントがあって、長谷部匡俊さんの曲もあるそうです。そのタイトルは「あす」だそうで、どうやら「あす」で決まりですね。

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  3. このページには、今でも結構アクセスがあります。M社のHPに、作者の回答として「あす」と読ませる旨の記載がありましたのでお知らせしておきます。

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  4. 学校でやりました!w
    CDで聞く授業でしたが、当然「あす」です。
    教科書で、なおかつCD(読んでいるのはプロのかたです。もちろん。)
    なんで、「あす」で決まりです。d(==;)

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  5. コメントありがとうございます。CDもそうなっていましたか。値段が高いので、買ってもらってませんでした。こういうときは、CDありがたいですよね。

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