夏休みのS市の研修会で、和綴じをやろうと思っているので、ちょっと練習。
中身は、半紙を二つ折りにしたものを使いました。袋とじになります。
表紙は、それより一回り大きい和紙。
中身の部分の、綴じる側の角は、のりで固め、和紙を貼ります。
その上に表紙をかけます。中身の大きさに合わせて折り目を付け、のり付け。
糸を通す穴をあけます。板の上で、目打ちを使います。目打ちは、カナヅチでたたけるタイプのものを使います。そうでなければ、手であけることになります。薄いときは、それでもなんとかなるでしょう。
いよいよかがっていきます。針はふとん針。糸は、大工用の水糸を使ってみました。
本格的にやるなら、蝋引きの麻糸がいいですが、値段が高いので、自分で糸に蝋引きをしたらいいと思います。糸がすべりにくくなるので、しっかりした製本になります。
かがる順序は決まっていますが、大変合理的な針運びです。これに題簽を付ければ完成!
右側は、赤木かん子さんの「巻きものセット」に入っている四つ目綴じの見本です。「四つ目綴じ」と書いてあるところが題簽。
製本の参考書はたくさん出ていますが、今回参考にしたのはこれ。山崎曜さんの『手で作る本』(文化出版局、2006)。基本的なものからおしゃれな応用編まで、簡潔で要領のいい説明がなされています。
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