西海市立S中図書館

2012年8月4日土曜日

会津・大内宿・白河の関

磐梯熱海温泉からの帰路は、猪苗代湖を通って会津若松へ。


会津の鶴ヶ城には大きな堀が残っています。大きな城ですが、城跡の形は割合シンプル。戊辰戦争で城がなかなか落ちなかったのは、城そのものより人の要因が大きかったのだろうと想像します。


会津から南へ下り、日光街道沿いの大内宿へ。復元された茅葺きの民家がたくさん残っています。現在はみやげ物屋やそば屋、民宿などとして使われていました。観光客、とても多かったです。

ちょうど昼時で、そば屋に入ったら、仏壇なんかの調度品もそのまま置いてありました。いろりでおばあさんが注文の魚を焼いていたのも絵になる風景でした。


東北の旅の締めくくりは、これも芭蕉ゆかりの白河の関跡。旅のはじまりがよかったかもしれませんが、旅程の都合で最後になりました。

ひっそりとした古い林の中に、いくつかの石碑や土塁の跡がありました。写真は、松平定信による古関蹟の碑。

定信といえば、歴史の教科書で、寛政の改革をやった人と教わりましたが、白河藩主としてはなかなか名君だったようです。1800年に、調査の結果この地を白河の関跡と考え、この碑を建てたそうです。

左は白河神社の鳥居。

芭蕉の時代には、まだ関の場所がどこであったか、はっきりしていなかったようです。『奥の細道』には、曾良の俳句だけが載っています。

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