西海市立S中図書館

2012年9月4日火曜日

書架の使い方の基本

書架に本をどのように並べるのか、ということのもっとも初歩的なところの話です。以前「棚の並び」というタイトルで一度書いたのですが、S中の書架を見ていたら、いくつか混乱がありました。


図は、平湯モデルのカタログ(愛知(株)2012)からのコピーです。

一つは左右の方向の問題。

私の学校でも、最初入ったとき、右から左へ、という並べ方があったのですが、左から右、が大原則。日本語の本の場合、背中のタイトルが縦書きなので、一般的な縦書きのルールに従いたくなるのでしょうか。

もう一つは、図のような2連のものがあった場合。S中でも、K高でも、1800mm分を通して使うというやり方が見られました。

これは、900mm幅で使うのが原則。左上から始めて、900mmの仕切りまで行き、一つ下の段に下がって、また仕切りまで、という並べ方になります。


人の動きを考えてみたら、900mm程度で折り返すのが合理的です。無駄な動きが少なくなります。

確かに900mmのところのしきりと、中仕切りの区別はつけにくいですけどね。さらに、まがいものの平湯モデルだと、中仕切りと中央の太い仕切りが、同じ幅で作ってあったりします。そうすると、いったいどこまでが横の一段なのか非常にわかりにくくなってしまいます。

何か別の手段で仕切りをはっきりさせたほうがいいように思いました。

2 件のコメント:

  1. 良く分かります!!説明が、分かりやすくて中1の私でも想像ができます。なるほど、私の通う中学校にも、同じ様な課題がある事が、分かりました。考えてみても、難しい問題ですね。結論が出たら、教えて下さい。

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  2. 中1の人から読んでもらって、とてもうれしく思います。書き込みありがとう。
    さて、私がいつも図書館のことを教えてもらっている平湯文夫先生は、これが世界標準だ、と言ってます。実際の書架の作りが、そうなっていない場合もあるので、なかなか難しくなります。現実には、部屋全体のことも考えながら、本をどう並べるか決めていきます。

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