いつもは第一週にやる国語の研究会が、たまたまみんな都合が悪くなって、今週になりました。
中1の古典の授業の指導案を検討。
その中で気になった一節がありました。実態調査のアンケートで、小学校のことを尋ねた質問です。
以下引用。
「古文を読むのは難しい」と感じている生徒が約70パーセント、「古文の勉強は楽しかったですか」という質問には66パーセントの生徒が「いいえ」と答えた。さらに歴史的仮名遣いについては、ほとんどの生徒が「知らない」と答えた。
新しい学習指導要領によって、小学校の国語にも古典が入ってきた、とりあえずの結果がこれです。
これは、ある一つの中学校の例にすぎませんが、これはないだろうという実態ですね。
何のために小学校から古典の学習を始めているのか。歴史的仮名遣いはともかく、小学校の学習で、古典の嫌いな生徒を増やしちゃ、しょうがないでしょう。そんなことになるくらいなら、しないでいてくれた方がまだまし。
何よりも、教育課程を作っている人によく考えてもらいたいと思います。国語に限らず、いろいろ欲張って難しいことをたくさん勉強させることが、どのような結果を生むのか、ということです。
本当に必要なのは、そんなことじゃありません。古典であれば、とにかく分かりやすくて読みやすいものをたくさん読ませて、「楽しい」「分かった」と感じておいてもらわないと。
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