副題に「3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方」とあります。
坂口恭平さんや、マーク・ボイルさんほど過激ではないけれど、通底するものはあるように思います。
著者の家を始め、主にアメリカのスモールハウスがいくつか紹介されています。彼の地には「スモールハウスムーブメント」と呼ばれる流行があるのだとか。何でもでかい方がいいという時代はいよいよ終わってしまうようです。
人の生き方を、住む家という具体的なものを通して考えるということ。
著者は、東大の哲学科卒のようですが、根底のエコロジー思想はちょっと通俗。でも、何よりも実際に3坪の家で生活をしているという事実がそれを補ってあまりあります。
案外、ユートピアは私たちの近くにあるのかもしれません。
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