「まったく新しい日本人論」というキャッチフレーズが帯にあります。
確かに、従来の日本人論の枠組みとはまったく違う視点からのアプローチが目をひきます。
ユニークな日本人論であるだけでなく、グローバルな政治論であり、経済論でもあります。結構わかりやすいです。
政治哲学が不在で、政治評論しかない国では、「正義」をめぐる議論はもともと成立しないのだ。
という厳しい言葉もありますが、著者はあきらめているわけではありません。日本人の立ち位置は、他の誰よりもユートピアに近いというのが著者の出した結論。
そこに日本人が最初にたどりつくこと。それが著者の<夢>だそうです。
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