国立博物館では、新春企画。
「博物館に初もうで」と題して、正月にちなんだもの、干支にちなんだものなどを数多く展示してありました。
中でも圧巻は、ポスターにもある、長谷川等伯の『松林図屏風』。
あまりにも有名な作品で、今さら言うべきこともないのですが、とても400年前の作品とは思えないものです。きらびやかな障壁画が全盛の時代に、自らもそれを能くしながら、一方でこれだけ切り詰めた表現ができるというのはすごい。
また、類型的なものはまったく感じさせない作品にしあがっています。日本における絵画の近代は、文学なんかより一足先にピークを迎えたように思います。
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