岡山県立図書館は、岡山駅から、タクシーで約10分。岡山県庁の真向かい、岡山城に隣り合わせの場所にありました。大きい図書館です。
総合カウンターで申し出たら、写真撮影はあっさりOKでした。
1・2階が開架で、3・4階が書庫。収蔵能力は、開架部分30万冊、閉架書庫が200万冊ということでした。地階には、公共図書館や県立学校などへの図書搬送作業をする、図書館協力室があります。
これについて、平湯先生は、開架が30万冊ということはないだろう、もっと入るはずだ、と、館員に質問していました。司書の方があちこち問い合わせてくれましたが、実態は把握していないとのこと。
私の印象でも、長崎市立図書館よりはるかに大きい規模なので、もっと入っているだろうとは思いました。ちなみに、長崎市立図書館のHPによれば、長崎市立の開架部分、23年度末で36.5万冊だそうです。それよりは、間違いなく多かったと思います。
1・2階とも、なが~いカウンターが目に付きます。平日午後でしたが、かなりの数の利用者がいました。
窓の大きい、明るい建物でしたが、平湯先生は、これは図書の保存ということを考えると、明るすぎるだろうというご意見でした。これも図書館員に伝えたそうですが、そういう意見は初めて聞いたと言われたそうです。
書架と書架の間は、かなりゆったりしていました。四角いフロアカーペット3枚分と少し。1枚の幅は、一般的に50cmです。バリアフリーを意識した設計になっています。
棚の高さは、どうせ視線をさえぎる高さにするなら、もう1段高くした方がキャパシティが増えていいだろうとのことでした。市町村の図書館なら、視線をさえぎらない高さにおさえるべきだというのが、平湯先生の考えです。
県立図書館はどのようにあるべきか、というのが今回の見学のテーマだったのですが、開架部分のレイアウトは、市町村の図書館と同様に、一般の利用者を意識したものだったので、これではどっちつかずだ、というのが平湯先生のご意見でした。
(この稿、続く)
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