毎月、第一金曜日は、数人の国語教師と勉強会をやってます。今月は、メンバーの都合で二週目になりました。
メンバーの一人が、来年、長崎で行われる国語教育の大会で発表をすることになったそうで、そろそろ準備を始めたいとのことでした。
その発表では、『おくのほそ道』を取り上げたいということです。テキストは、角川書店から出ている、ビギナーズ・クラッシックス。1冊を丸ごと使おうという試みです。
とはいっても、端からずっと詳細に読み進めようなどとは思っていません。これを、リライトして、ラジオドラマの脚本仕立てにしてみようというもの。
言語活動の重視なんてことを学習指導要領が強調するずっと以前から、私たちは、こうした活動を通して生徒の学びを構築するという試みをやってきました。
こうした活動中心の授業は、かつて、這い回る経験主義と呼ばれて、学力がつかないと批判され、教え込むことを中心に据えた授業に変わってきたという苦い歴史があるのですが、それにも関わらず、また、活動が強調されるようになりました。
一斉授業で知識を注ぎ込むような形の授業ではどうにもならないということは、少なくとも学習指導要領の上では明確に示されていると思うのですが、果たして、実際の授業にそれがどのくらい生かされていくかは疑問です。
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