先日長崎にやってきたK先生の勤務校、赤坂中学校のすぐそばに、国立新美術館があります。
ガラスを組み合わせた曲面でできた、未来的な外観の美術館です。ここで、アンドレアス・グルスキー展と、アメリカン・ポップ・アート展をやっています。
グルスキーはドイツの写真家。壁一面を覆うような巨大な作品がたくさんありました。写真なんですが、強烈な表現主体を感じさせる作品ばかり。
そのため、これらの作品が、写真であるかどうかは別にどうでもいいのだと思えてきます。たまに人が出てくるとはっとしますが、決して感傷的にはならず、その姿をとらえきっています。
アメリカン・ポップアート展の方は、アンディ・ウォーホールやリキテンシュタインといった超有名どころの代表作がずらい。
コレクターのパワーズ夫妻(婦人のキミコさんは、日本人)のコレクションからの出展です。こんな人たちの作品が、これだけまとまった形で見られるとは思いもしてませんでした。
グルスキーの写真と違って、こちらは、表現意志のようなものも排してしまって、描かれているものの方に限りなく近づいていこうというスタンスがとても心地よく感じられました。
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