21日は夏休み2回目の登校日でした。学校司書がいるおかげで、こういうときに図書館を開ける心配をせずにすみます。
図書館改修の研修会をやっているとき、指導主事が、あちこちの司書に、夏休み開館してどうですか?と尋ねてました。あまりはっきりした答はなかったようですが、それを聞いていると、この人たち、夏休みに開ければ、それで生徒がわんさとやってくると、ホントに思っているの?と思ってしまいました。
夏休みに生徒が学校に出てくるのは、主に部活動のためです。普段よりも長い時間練習をするところがほとんどで、生徒は、学校に来たついでに図書館まで足を伸ばしてみようか、という風にはあまり考えないと思います。
そもそも、低迷する中学校の貸出数をなんとかしたいということだったのですが、やり方をちょっと変えれば、年間の平均貸出数が一ケタなんてことには決してなりません。
増えない理由は他にあるのに、どうして夏休みに開いたら貸出数が増えると考えてしまったのか。いかにもお役所的な発想のように思います。この場合、お役所的とは、客観的な根拠なしに主観的な願望を述べる、という意味です。
教育にまつわる言説がいつまでもそういうレベルにある、ということでもあります。
ついでに言うと、国からは20数人分の予算しかついていないのに、36人も司書をやとっているんだ、と威張るのもやめてほしいです。少なくとも、学校司書に向かって言わないでほしい。
3校に一人の割合で学校司書を置いて、これ以上増やす気はないんだということを、わざわざ繰り返し言わなくていいでしょう。
いつまでに、とは約束できなくても、1校に一人置けるよう努力していきます、って言ってくださいよ。これは、主観的な願望でいいですから。
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