西海市立S中図書館

2015年2月26日木曜日

棚のキャパシティ~廃棄

部屋の広さが決まっているので、そこに置ける書架のキャパシティもおおむね決まります。例えば、床置き書架の数を増やすことで、いくぶん変えられるでしょうが、そんなに大幅な増加は見込めません。

開架で置く本の数は、そのキャパシティに見合ったものにしなければなりません。はみ出したものは、書庫に持っていくか、廃棄するしかありません。

よほど新しい図書館でなければ、書架はほぼ埋まっているでしょうから、新しく買ったら、その分片付けなければなりません。

書庫がないところも多いでしょうが、どこか別室で置ける場所を探すか、廃棄の候補としてまとめておくことになるでしょう。

図書は消耗品です。義務教育の学校図書館は、資料の保存を目的としていません。一定の年数が経ったものは、どしどし廃棄すべきです。ため込んでいってしまうと、新しい本が、古い本に埋もれて、かえって生かされなくなってしまいます。

古い本を、大量に棚から片付けて、余った棚に、新しい本を、表紙を見せながらあちこち置くと、生徒から、「本が増えた?」と聞かれるものです。

たぶん、古い本は、ほとんど本として扱われていないのです。でも、それを記念の品として保管しておくような場所はありません。ここは、いさぎよくあきらめて捨てることにしましょう。

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