西海市立S中図書館

2015年3月5日木曜日

市中引き回しの上、獄門さらし首

犯罪者であれば、裁判前に断罪してよいし、重罪人はさらし者にされても当然だという感覚が広く行きわたっているようです。

昨日今日に始まったことではありません。マスコミの犯罪者に関する報道の姿勢は、常にそうした感覚に根ざしているように思えます。

先日、魯迅のことを書いたときにも触れましたが、公開処刑を是とする感覚です。

公開されることによる犯罪の抑止効果が、それを正当化する理由にあげられるかもしれませんが、それが有効だとはとても思えません。

ネット上では、「さらす」ことがあちこちで延々と続けられています。こうした動きを止めることはもはやできなくなってしまったのでしょうか。

せめて図書館では、個人情報は非公開なんだという原則をきっちり実践したいと思います。

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