西海市立S中図書館

2016年1月18日月曜日

教師の働き方

教師(教育職の公務員)に関しては、残業しても手当がつかないことになっています。休日に出勤しても同様です。

このことが、教師の働き方の実態からすると、法律(労働基準法)に抵触する問題点であることは、ずっと前から認識されていました。だけど、この状態を解消しようという動きは、なかなか出てきません。

それをちゃんとやろうとすると、莫大な財源が必要になるのが分かっているので、あえて手をつけようとはしないのでしょう。

こうした事態を、公務員なのだから、それくらい当然だと思う人も多いかもしれません。しかし、それは誤りだと思います。

世の中、コンプライアンスがうるさく問われ、公務員の世界では、特にそれが厳しく求められます。それなのに、一方では違法な状態が放置されている。

公務員ですらそういう状態にある国では、民間の働き方はさらにひどい状態であっても、当然のように黙認されることになってしまいます。

公務員の働き方と手当に関しても、法令を守るべきだと思います(教師ではない、一般の公務員には手当があります)。そして、民間にも公務員並みの勤務条件が得られるよう働きかけていくべきです。教師は公務員なのだから、もっと働いて当然だ、というような発想からは、働きやすい世の中はやってこないと思います。

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