西海市立S中図書館

2016年8月19日金曜日

木製閲覧机の使い方

傷だらけだった閲覧机を再塗装しながら、長い目で見たときの机の使い方を考えていました。

私のところでは、今までは、デコラ化粧板を貼った机を使っていました。落書きはありましたが、傷は付きにくかったです。

一方、木の素材を生かした天板は、傷がとても付きやすいです。また、設計者の思惑とは違って、子どもたちの中には物に傷を付けることにあまり抵抗がない生徒もいます。

そこで、こうした机を導入することをためらう向きもあります。また、導入したけど傷は付けたくないので、厚い透明のビニールや、クロスを掛けたりするところもあります。

そのような欠点はありますが、木の机の存在感は圧倒的です。選択肢としては、デコラ貼りなどは絶対選びたくありません。

でも、ビニールや布でそれを覆ってしまえば、せっかく木を選んだ意味がなくなってしまいます。

傷は付いても、木の天板はそのまま使うしかないでしょう。そして、ある程度時間が経ったら、再塗装をする、という使い方がよいと思います。

業者に塗装を頼むと、びっくりするような価格になるでしょうから、自分でやる。ニスは、高いといっても一缶数千円です。

塗ることそのものよりも、サンディングして下地を整えることの方が大変ですが、それが仕上がりの質を決めるので、丁寧に。10年か20年に一度のことなので、がんばりましょう。

デコラの方は、傷は付きにくいものの、いったん傷が付いたり、デコラがはげたりしたら、修復はほとんど不可能です。そのまま我慢して使い続けるしかありません。

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