学生時代に、ややこしい国家論をいくつか読んだ覚えがありますが、正直言うと、どれもよく分かりませんでした。特に、国家そのものの定義より、それを踏まえてこれから何をなすべきか、という部分が、です。
この本は、実に分かりやすいです。この著者は、難しくてややこしいことを、簡単な言葉できっちり説明できる、たぐいまれな人だと思います。
日本という国家がどのように成り立ってきたのか、世界の歴史を参照しながら解説されていきます。
その中で見えてくるのは、憲法の持つ意義です。
憲法がどういうものであるべきかを考えるとき、その前提には、まず、国家とは何か、という考えが確立されていなければなりません。
それなしに、ただ表面的な憲法の文言のみを云々すると、大きな失敗をしてしまうかもしれないということが、これを読んでよく分かりました。
「国家は国民のものである」という、ごく当たり前の事実を出発点にして、政治のあり方を吟味していかなければなりません。
この本は、実に分かりやすいです。この著者は、難しくてややこしいことを、簡単な言葉できっちり説明できる、たぐいまれな人だと思います。
日本という国家がどのように成り立ってきたのか、世界の歴史を参照しながら解説されていきます。
その中で見えてくるのは、憲法の持つ意義です。
憲法がどういうものであるべきかを考えるとき、その前提には、まず、国家とは何か、という考えが確立されていなければなりません。
それなしに、ただ表面的な憲法の文言のみを云々すると、大きな失敗をしてしまうかもしれないということが、これを読んでよく分かりました。
「国家は国民のものである」という、ごく当たり前の事実を出発点にして、政治のあり方を吟味していかなければなりません。
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