この写真を見ても、図書館には見えないと思います。臼杵市出身で、三菱財閥の番頭として活躍した荘田平五郎氏が、大正時代に故郷に作った図書館の建物で、現在はこども図書館として利用されています。
中は板張り。床暖房が入っていましたが、赤ちゃんをそのまま這い回らせることもできてよいと司書の人が言っていました。なるほど。
2階には広い和室(研修室)があって、読み聞かせにも使われているそうです。
こちらは、こども図書館の右隣にある市立臼杵図書館の本館。こちらも臼杵鉄工所を創立した田中豊吉氏の寄贈になるものだそうです。
決して大きくはないのですが、中は明るく整然としていて、居心地のいい図書館でした。
そのさらに右には稲葉家の下屋敷があって、中を見せてもらえます。派手な装飾はありませんが、随所に生け花が置かれ、品格のある雰囲気と、それを維持し続けている臼杵市民の心意気を感じました。
市内の他の観光スポットも同様でしたが、客に媚びていないところにとても好感が持てました。
0 件のコメント:
コメントを投稿