西海市立S中図書館

2020年4月26日日曜日

丸ノコによる部品加工

電動丸ノコの刃に、チップソーと呼ばれるものが使われるようになって、切れ味が劇的に変わりました。

昔のものは、普通のノコギリの刃を、丸い板の周囲に付けたような構造でしたが、チップソーは、超高硬度の特殊な合金を刃先に使っています。切れ味がよいので、バリと呼ばれるささくれや、切断面の凹凸が圧倒的に少なく、きれいな部品加工ができます。

さらに、スライド丸ノコが登場し、加工の精度が劇的に上がりました。普通の電動丸ノコは、手で持って操作するため、定規を当てて使っても、わずかなブレによる狂いが出てしまいます。

スライド丸ノコは、材料がしっかり固定できる上に、刃を動かしてもまったくぶれないので、複数の部品を、簡単に同じ長さに加工することができます。

最初に一本、定規となる材料を切り出し、次からは、それを当てて次の材料の切る位置を決めれば、いちいち測る必要もない上、手で触ったくらいでは違いが分からないレベルまで加工精度を上げることができます。

このとき、注意することは、最初に定規として切った木片を、最後まで使い続けることです。これを入れ替えてしまうと、もし微妙な狂いがあったとき、それが蓄積して最終的に大きな狂いになってしまう恐れがあるからです。

欠点は、個人が使う道具としては大ぶりで場所を取り、値段も高いこと。最大30cm幅くらいまでの材料しか加工できないことなどです。

でも、一度これを使ってしまうと、普通の丸ノコには戻れません。

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