西海市立S中図書館

2021年4月28日水曜日

学校デジタル化の困難

長崎市では、昨年度から、出勤と退勤の記録を、パソコンのリーダーにカードを読ませて行うようになりました。以前は、自分で出退勤時間をパソコンに打ち込まなければならなかったので、その仕事はだいぶ楽になりました。

出勤時には、出勤簿に押印もすることになっています。

以前、事務方に、これで出勤簿はなくならないのかと聞いたら、出退勤の記録は市のシステムで、出勤簿は県に提出するもの(市町村立の学校の教員は、県費で雇われています)だから、ならないとの答が返ってきました。

事務の合理化のためにパソコンを用いているのですが、市のシステムを設計するとき、県と相談して、出勤簿の管理も一緒にしてしまおうという話にはならなかったようだし、今後もなりそうにありません。

事務方は、毎月、月末に出勤簿をコピーして県教委に送らなければなりません。押印忘れがたくさんあるので、提出前に、教師をせかして押印してもらわなければなりません。

給与支払いのシステムにも、出勤日や年休の記録を打ち込んでいるはずです。

これらの仕事が統合されれば、事務方の負担は大幅に軽減されると思うのですが、出退勤時間の記録のデジタル化は、まったくそれに結びついていません。

いわゆる、お役所仕事。教育委員会の仕事がこんな有様ですから、学校のデジタル化が進むはずもありません。

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