先日、大型絵本架を作るために材料を注文したら、集成材の価格がはね上がっていて驚きました。今年に入ってから、木材の価格が急騰しているようです。集成材に関しては、9月時点で、昨年末から5割くらい価格が上がっているそうです。
価格高騰にともなって、質の低下も感じました。材料に節が多く、制作時に苦労しました。スリムビスがなかなか入って行かなかったり、節に遮られて横にそれ、ビスの先が表に出てしまったこともありました。
厳密な比較はできませんが、こうしたことは今までありませんでした。集成材のメリットの一つは、どこをとっても質が均一で加工しやすいことなのですが、そうは言えなくなってきたという印象です。また、節の一部が欠けてしまい、穴の空いた部分も散見されました。
世界的な労働力不足、輸送のコンテナ不足が続いているので、この傾向はまだ当分続くでしょう。コロナ禍によって、木材だけでなく、世界経済のグローバル化がいかに危うい地盤の上に成り立っているものであるのかが暴かれましたが、だからといってどのような打開策があるのか、まだ誰にも見えていないように思います。
本題とは関係ありませんが、今回で、投稿数がちょうど2千件になりました。
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