西海市立S中図書館

2022年3月1日火曜日

軍拡、憲法改正、核武装

ウクライナの戦争状態は続いていて、日本国内では、案の定、軍備拡張や憲法改正、さらには核武装すべきといった議論が湧き上がっています。

このままではウクライナのようなことになりかねないので軍備を拡張すべきだ、という議論は、根本的に誤っていると思います。もし、それを認めてしまえば、世界は、19世紀の帝国主義の時代に逆戻りすることになってしまいます。

強大な軍事力を持てない国は、他国に支配されても仕方がないということになりますし、国民が飢えていてもミサイルを次々に発射する北朝鮮のやり方が、生き残るためには正しい戦略だということになってしまいます。

太平洋に散らばる芥子粒のような国々は、大国の植民地になるしか生き残れないということになるでしょう。

多様性を尊重するSDGsの目標を持ち出すまでもなく、そんな世界が住みよいはずがありません。私たちは、小国が大国の横暴に振り回されずに済むような、国際的なネットワークの構築に向かうべきだと思います。

小国どうしが手をつないで、お互いを尊重する。現在よりも、もっと強力なルール作りを行い、国連を、こうした事態においてちゃんと力を発揮できる機関に成長させていかなければなりません。

アメリカや、中国、ロシアといった大国は、できれば小さく分割するような方向に持って行けないものでしょうか。

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