平尾昌宏『人生はゲームなのだろうか？』ちくまプリマー新書、２０２２

タイトル通り、人生はゲームなのか、そうではないのか、ということをあれこれ考えながら追求していくという本です。

実際の課題を解きながら、哲学的な思考法を学ぶということで、たまに、議論が横道にそれたりするのですが、

親しみやすい語り口とほどよいユーモアで、哲学の入門書にありがちな退屈さからは完全に免れています。

最後の方に、「教育はゲームか？」という問いが出てきますが、ゲームではないというのが結論です。