植物と俳句 椿の実

椿の実太りて海の荒るるかな　藤田あけ烏

現在私の勤めている学校のある島は、橋がかかっていて車で行けますが、外海に面しています。先週くらいから、冬の季節風が吹き始めたように思っていましたが、今日は特に北風が強く、季節の変わったことを思い知らされました。街の方より一段と早くそれが訪れます。

ちょうど、テーブルには椿の実が飾られて、まさにこの俳句の通りだと思いました。椿の実が太るのは、冬の季節風が吹き始める頃なのです。