西海市立S中図書館

2024年5月12日日曜日

つばきもち~前川 佳代・宍戸 香美『古典がおいしい!平安時代のスイーツ』かもがわ出版、2021

廊下の小さな展示台に置いていた本です。



この中に、つばきもちの紹介があります。平安時代の貴族が、蹴鞠の後に食したものだそうです。このページを開いて展示していたのですが、実は、現勤校の地元の郷土料理でもあることが後から分かりました。

地元では、これを簀巻きにして作るそうですが、中味はほとんど一緒です。

ここは、俊寛伝説のある島ですが、他にも同じ伝説のある島があって、諸条件から、私は、他の島の方がありそうだと思っていました。何と言っても、島流しにするには陸が近すぎる(遠いところに流しているということにして、実際はここにいたという説があるようです)。しかし、このお菓子が、もし、この島で平安時代から作り続けてこられたものであるなら、俊寛が滞在した可能性もあながちないとも言えなくなると思いました。郷土史を読み直します。

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